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北区(きたく)は、新潟県新潟市の行政区のひとつ。市域北東部を流れる阿賀野川の右岸側に位置する行政区である。
概要東区の東隣に位置する(そのため地図上では東区・北区の名称が位置関係と逆になる)。旧新潟市域の北地区(松浜、濁川、南浜地域)と豊栄地区(旧豊栄市)で構成され、区役所は豊栄地区(旧豊栄支所)に置かれている。 なお区域にはこの他、石山地区の一部(現江南区である大江山地区のうち、細山の一部)、横越地区の一部(現江南区である旧横越町のうち、十二前)も含まれる。また松浜町は阿賀野川を挟んで東西にあるが、このうち左岸側は東区中地区(下山地域)に属している。 地理日本海東北自動車道、国道7号(新新バイパス)、国道113号、JR白新線等により新潟市都心部から比較的交通アクセスが良い。 海側の松浜・南浜地区は砂丘地でやや標高が高くなっているが、内陸部の大半が標高0-4mと低く、また中心市街地に近づくほど標高が低く、近年でも幾度となく水害に苦しめられていた。 海岸部(島見浜)では海水浴が可能。南東端にある福島潟はかつて大きな潟であったが、干拓が進み面積が縮小。近年は水の公園福島潟として観光用に整備・保全されている。
歴史明治の大合併以降、この地域に新潟空港周辺部を含めた一帯は北蒲原郡西部郷(7ヶ町村)と呼ばれていた。そのため昭和の大合併時には、県の指針としては1自治体になるべきとしていた。 しかし、阿賀野川の両岸に村域を有していた松ヶ崎濱村(松浜地区)は新潟飛行場を抱えており、新潟市に近いということもあり、早期から新潟市への編入で動いていた。そこで残り6ヶ町村の北側(濁川村・木崎村・南浜村)と南側(岡方村・長浦村・葛塚町)の2自治体とする合併案も出たが、結果的には濁川村・南浜村も新潟市への編入、残り4町村は新設合併をし豊栄町(その後市制施行し豊栄市)となっていた。 以上の背景もあり、ほぼ全域が阿賀北地域であったにもかかわらず、松浜地区は新潟市編入のかなり前より、また濁川・南浜の両地区は新潟市編入後、阿賀北地域との繋がりが薄れていった。また豊栄地区に関しても、その後も新発田市などの阿賀北地域との関連も保っていたが、高度経済成長以後は新潟市のベッドタウンとして宅地化が進んだため、生活圏は次第に新潟市へと移っていった。なお、合併以前の豊栄市は、普通科の高等学校区は「新発田・村上学区」に属していた。合併に際して豊栄地区は2006年度入学者から新潟学区に変更された。その後の2008年度入学者からは新潟県は全県一学区に移行し、学区制は撤廃された。 この他、豊栄地区の合併前の歴史については豊栄市を参照。 政令市移行前 政令市移行後
イメージカラー田園や海岸に広がる松林、福島潟のオニバスなど、豊かな自然を意味する「ネイチャーグリーン」。 市が2007年(平成19年)3月に策定した「新・新潟市総合計画」で示された区の将来像は『豊かな自然の中で人やものが交流する、安全で活力あふれるまち』。 経済・産業農業豊栄地区、北地区とも市街地・住宅地・集落の外郭部はその大部分が水田で占められており、稲作が盛んである。 豊栄地区と北地区の濁川地域はトマトの栽培が特に盛んで、北区内の生産量は県内総生産量の約6割を占める。豊栄は1973年(昭和48年)に国の指定産地に認定され、現在は主に「桃太郎」を生産している。濁川では国内でいち早く節水栽培に取り組むなど生産技術の高さに定評があり、主に「麗容」を生産している。 また豊栄地区はナスの栽培も盛んで、特に豊栄独特の特大の長ナス「やきなす」は地区の特産品として知られる。北地区のうち南浜地区は砂丘地であることからスイカ、メロンなどの栽培が盛んである。 漁業
製造業区内に拠点を置く主な企業
市街地構成豊栄地区
しかし、強いて言及すると北部新井郷川沿いの土地亀と旧長浦村中心部(浦木・長場)以南で構成が異なり、旧長浦村中心部以南の地域は前述のとおりであるが、土地亀東側の下土地亀・新井郷は新井郷川対岸の須戸・早通に地理的以外にも近くなっており、土地亀西側の上土地亀・川西は宅地造成により葛塚地域と連続した地域となっており地元以外では長浦地域と見られていないことが多い。 北地区(旧市域3地域)
住居表示・その他住居表示は、豊栄地区では葛塚中心部と早通、木崎の尾山ニュータウン内、北地区では松浜、濁川、南浜地域の各一部(市街地および住宅地)で施行されている。但し葛塚中心部のうち、葛塚の住居表示未施行の地域では「中町」「下町」「稲荷浦」「常盤町」などといった通称地名が使われている。 また阿賀野川左岸側の、現在江南区の区域となっている大江山地区と横越地区には同河川の右岸側に飛地があり、このうち細山と十二前は、政令市移行後から北区豊栄地区(岡方地域)の区域となっている。これらは大正時代から昭和時代初頭にかけて行われた阿賀野川の河道改修で、流路が直線化されたことによって飛地となったものである(改修の経緯は阿賀野川#阿賀野川の総合開発を参照。また江南区の飛地は江南区 (新潟市)#住居表示・その他を参照)。なお、これら飛地の行政業務の一部は、現在も江南区の管轄下で行われている。 豊栄地区には東栄町(とうえいちょう)、北地区には東栄町(ひがしさかえまち)が存在する。混同する可能性がある上に両地域は距離が離れているため郵便配送や救急搬送などで重大なミスにつながる恐れがある。 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事区内の主な施設主な行政施設国の機関県の機関
市の機関
日本郵政グループ
医療区内の主な病院は下記の通り。
教育機関大学高等学校中学校
小学校
交通鉄道路線在来線 区域は東日本旅客鉄道(JR東日本)白新線の沿線となっており、区内には4つの駅がある。中心駅の豊栄駅には特急列車も停車する。県有の貨物路線である黒山駅分岐新潟東港専用線(新潟東港鉄道)は、黒山駅から分岐して新潟東港の南西部に至る。 バス路線バス北区内の路線バスは、新潟交通と同社の地域子会社である新潟交通観光バスが運行している。南浜地区の島見町、新潟東港工業団地内には新潟交通の新潟北部営業所があり、市内路線バスの運行拠点としている。 運行系統を大別すると、新潟市中心部から区北部の松浜・南浜方面へ向かう系統、市中心部から豊栄北部を経由して新発田市中心部方面に至る系統、新潟競馬場の開催日・場外発売日に合わせて運行される系統、そして豊栄駅と新発田市豊浦地区の月岡温泉を結ぶ路線がある。 但し、これら新潟交通のバス路線網は区内を東西に横断するものがほとんどで、区内を南北に縦貫する路線は非常に脆弱。また、かつては豊栄中心部から黒山・佐々木を経由して新発田市中心部に至る路線や、岡方や長浦を経由して阿賀野市の京ヶ瀬・水原方面に至る路線もあったがいずれも不採算で廃止されている。なお現在、先述の岡方・長浦など豊栄南部地区は公共交通の空白域となっている。
コミュニティバスまた政令市移行前の2007年(平成19年)3月20日からは、市が事業主体となり新潟交通が運行を受託するコミュニティバス「区バス」が運行されている。前述の通り、区内を南北に縦貫するバス路線がなかったことから、白新線の主要駅と区北部の松浜・南浜地区を結ぶ2路線と、豊栄駅からの公共交通がなかった福島潟への路線の計3路線が開設された。このうち太郎代浜ルートと陽光ニュータウンルートの2路線は、かつて新潟交通が運行し不採算で廃線となった路線を再編したものである(葛塚他門 - 豊栄駅前 - 内島見 - 島見町、万代シテイバスセンター - 大形本町 - 新崎 - 松浜 - 下山営業所線)。
同年10月31日に北区役所で開かれた「新潟市地域公共交通会議北区分科会」で、3月の運行開始から9月末日までの北区区バスの運行状況が報告された。それによると同期間の北区区バス3路線の収支率は、市が運行継続の目安としている30%を大きく下回る7.2%にとどまった。特にこのうちビュー福島潟ルートは一日平均の利用者が1人にも満たず、収支率は2.6%と伸び悩んだ。この他、太郎代浜ルートは一日平均の利用者が20人前後で、収支率は9.7%。陽光ニュータウンルートが運行されている松浜地域・南浜地域西部は、元々新潟市中心部への路線バスが頻繁に運行されていることもあって一日平均の利用者は15人前後、収支率は6.3%であった。 ビュー福島潟ルートは、2006年(平成18年)9月に運賃無料で実施した試験運行で1日平均22人の利用者があったことから正式路線化されたものだが、元々ビュー福島潟への来場者はマイカー利用が多く、公共交通利用者はごく少なかった。北区役所前バス停での乗降客もほとんどなく、運行日を土曜・休日に限定しても前述の理由で利用者の増加が見込めないことから、同ルートを12月中旬を目途に廃止することが内定。その後市の地域公共交通会議で承認され、12月15日の運行を最後に廃止することが決定した(市内7行政区で運行されている区バスで廃止路線が生じたのは、これが初のケースである)。なお同ルートについては、イベント開催時のシャトルバス運行などを今後検討する。また他2ルートは高校生の通学利用が多いものの、利用者からは「区役所へ直接乗り入れて欲しい」という意見が複数寄せられていることから、今後は陽光ニュータウンルートについて葛塚地域延伸の社会実験実施を検討する。さらに、現在公共交通の空白域である豊栄地区南部の岡方・長浦地域からは区バス路線の開設を求める意見が寄せられていることから、これについても今後何らかの形で検討する予定である。 豊栄地区コミュニティバスに関する問題この他、豊栄地区には地区内5地域のコミュニティ協議会ごとに市所有のマイクロバス(28人乗り)が各1台あり、同地区ではこれを「コミュニティバス」と称している。 2000年から2002年にかけて旧豊栄市が中学校区ごと5地域(葛塚、早通、木崎、岡方、長浦)に配置したもので、人件費や維持費は市・区が負担している。しかし定期路線を運行しているわけではなく、地域コミュニティ協議会とその構成団体、校区内の小中学校などがグループ活動を行う場合に限って区が車両を貸し出す、いわば「市営の貸切バス」に近いものである。また当該地域以外の住民は基本的に利用する事ができず、公共性は薄い。このため上述の区バスのような、いわゆる一般的な「コミュニティバス」の定義からは逸れたものである。 また、これまでには「利用は地域活動に限定する」という規定を逸脱し、自治会内の温泉旅行などレジャー目的でバスを利用するケースが多々あった事から、区は2007年4月からレジャーでの利用を禁止し、1回の運行距離も往復150km以内に制限するなど運行条件を厳格化した。さらには車両も既に導入から7年を経過しており、老朽化も懸念されている。豊栄地区内では「(旧新潟市域の)北地区でもコミュニティバスを使えるようにすべき」と存続に危機感を募らせているが、他の行政区からは「北区、それも豊栄だけが自由にバスを使えるのは不公平ではないか」という厳しい意見が寄せられている。 なお2007年5月に行われた市長と市民による公聴会で、篠田昭市長は「コミバス事業は合併協議で継続する事が決まっているので、豊栄地区では当面現状を維持するが、北地区や他の行政区での導入は考えていない。北陸信越運輸局からも“バス本来の目的を逸脱した利用方法は問題になる恐れがある”と指摘を受けている。また行政としては、公共交通を維持する必要性から新潟交通を支援していかなければならないのに、コミバスはむしろその動きに逆行している」として、最終的には全面廃止する方向である旨を示唆している。
高速バス後述の日本海東北自動車道・葛塚BSには、県外線では新潟 - 山形線、県内線では県庁(新潟) - 中条 - 村上線が停車する。 道路高速道路国道区北部を東西に貫く国道7号新新バイパスは、土盛の連続立体交差方式となっている。 県道主要地方道 その他の県道 港湾新潟東港 出身有名人関連項目
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