|
Article in other languages: |
ちゃんぽん
語源長崎ちゃんぽんの語源については、諸説[4][5]ある。福建語の挨拶「吃飯」若しくは「吃飯了」(直訳するなら「飯は食ったか?」)から来ているとの説[4]、同じく福建語の「混ぜる」を意味する語「掺混」から来ているとする説(北京語にはchānの読みで「混ぜる」という字――掺;手偏に参――が有る)が存在する。 また、沖縄のチャンプルーと関連があるともいわれる。 語源事典では「異なるものを混ぜること」の語源として、鉦の音(ちゃん)と鼓の音(ぽん)という擬音としてつなげた近世(江戸時代)の造語[6]であるとしている[7][8][9][10][11]。これらの語源事典では、「混ぜること」より発生が遅い料理名の「ちゃんぽん」について、中国語説を取り上げながらも、「混ぜること」の意味から影響された名前としている。 ただ、いずれも根拠が乏しく単なる連想による民間語源の可能性が強い。 長崎のちゃんぽん長崎県長崎市発祥のちゃんぽんは福建料理[4]をベースとしている。明治時代中期、長崎市に現存する中華料理店「四海樓」の初代店主陳平順が、当時日本に訪れていた大勢の中国人(当時は清国人)留学生に、安くて栄養価の高い食事を食べさせる為に考案したとされる[4]。肉、魚介類、野菜など十数種の具材をラードで炒め、豚骨と鶏がらでとったスープで味を調える。そこにちゃんぽん用の麺を入れて煮立る(他の中華麺類との大きな違い)。太い麺と具材の多さが特徴である。 長崎ちゃんぽんは全国的に知られたご当地料理であり、長崎ちゃんぽんに影響されたと思われる麺料理が日本全国に存在する。特に九州各地のご当地ちゃんぽんはスープや具材など長崎ちゃんぽんの特徴を強く引き継いでいる。長崎ちゃんぽんが全国的に知られるようになったのには、全国チェーンとなったリンガーハットの影響も大きい。 小浜長崎県雲仙市の小浜温泉では、長崎市からの湯治客を通じて長崎ちゃんぽんが伝わり、定着した。約1キロメートル四方に専門店が20店近くあり、寿司屋、居酒屋、洋食屋、食料品店などのメニューにもちゃんぽんがある。2007年4月に、小浜ちゃんぽんマップがちゃんぽん番長により作製される。日本3大ちゃんぽんは、長崎・天草・小浜温泉のものと言われる[要出典]。 天草熊本県天草諸島はかつて船を介して長崎との交流が盛んだった為、「天草ちゃんぽん」と呼ばれるちゃんぽんが発展した。天草下島各市町の商工会議所では天草地方の国道3路線(国道266号・国道324号・国道389号)を2006年秋から「天草ちゃんぽん街道」と名付け、町おこしを図っている。 北九州・戸畑「戸畑ちゃんぽん」を参照 福岡県北九州市戸畑区のちゃんぽんは、早く作り上げるために細めの蒸し麺が用いられている。 和風スープのちゃんぽん長崎ちゃんぽんから派生したご当地ちゃんぽんのなかには、和風のあっさりしたスープを特徴とするものが存在する。多くの場合、具材の多さややや太めの麺などの長崎ちゃんぽんの特徴は継承しているが、白濁スープと和風スープの違いは味覚的にも視覚的にも大きく、ちゃんぽんというよりもラーメンに近い形態のものもある。 八幡浜八幡浜市を中心として、愛媛県南予地方全域にも独自のちゃんぽんがある。八幡浜市は人口4万人でありながら、40店以上のちゃんぽん店が存在している。八幡浜ちゃんぽんの特徴は、鳥ガラや煮干でダシを取ったアッサリとしたスープに太麺、そして具沢山であること。肉・野菜と共に八幡浜の特産品である蒲鉾・じゃこ天などの水産練り製品を使った店が多い。町おこしとして2007年ごろより、八幡浜商工会議所青年部(八幡浜YEG)が「八幡浜ちゃんぽんメジャー化プロジェクト」を進行させ、ガイドブック『八幡浜ちゃんぽんバイブル』を発刊している。現在では、冷凍ちゃんぽんとして地方発送もしている。 国立大学の生協(学食)で、期間限定で八幡浜チャンポンがメニューにある。 彦根滋賀県彦根市にはカツオ・昆布出汁ベースのスープを特徴とするちゃんぽんが存在する。主な具材はコシのある中太麺とたっぷりの野菜で、魚介類は入っていない。通の間ではスープに酢を入れて味に変化を加えるのが定番である。1963年に銀座商店街で開業した食堂「麺類をかべ」の店主が、旅先で食べた長崎ちゃんぽんに触発されて独自に開発したのがはじまりとされる。現在「麺類をかべ」は「麺類をかべ」と彦根駅前に本店を持つ「ちゃんぽん亭総本家」(ドリームフーズ)に分かれ、そのうち「ちゃんぽん亭総本家」は1990年代後半より「近江ちゃんぽん」のブランド名で県内各地や近隣府県にチェーン展開を行っている。 沖縄のちゃんぽん沖縄県で「ちゃんぽん」とは、米飯の上におかずを載せ、これを平皿に盛った料理のことを指す。スプーンを使って食べるのが一般的。一般に大衆食堂のメニューである。通常はご飯とおかずが分かれている定食よりも安い値段で提供される。おかずは野菜炒めに缶詰のポークやコンビーフハッシュを加えて卵でとじたものが最も一般的だが、具材は店によって差異がある。 大韓民国のちゃんぽん大韓民国のちゃんぽん(짬뽕)は中式(韓国風中華料理)に分類される麺料理で、主に中華料理店で食べられ、チャジャンミョンと並ぶ人気がある。スープは豚骨などで取るが、粉唐辛子が入っているため赤く、辛い味付けである。主な具はイカ、エビ、アサリ、カキ、ナマコ、タマネギ、ニンジン、シイタケ、キクラゲ、豚肉などである。白飯にちゃんぽんのスープと具をかけるとチャンポンパプとなる[12]。 形容としての「ちゃんぽん」色々な物を混ぜる事、または混ぜたもの。江戸時代に作られた単語で洒落本での用例が残っている[6]。多種類の酒を一時に飲むことや酒と一緒に他の物を飲むこと、医薬品・その他の薬物を数種類同時に服用すること等の形容に良く用いられる語である。 富山県のJR西日本・高岡駅の立ち食いそば店で、うどんと蕎麦を1つの丼に盛った物を「ちゃんぽん」という名称で販売している例もある。 朝鮮語の「チャンポンハダ」(ちゃんぽんする)も、同様の意味がある。 関連項目脚注
外部リンク
Questions for article: |
This article is from Wikipedia. All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
IHS Europe: Infrared Heating Systems for Home and Business.